Supersonicにてパブリッシングしたハイパーカジュアルゲーム「Draw Weapon 3D(ドローウエポン)」が、アメリカのAndoroidランキング1位、iOSランキング2位を獲得しました。デベロッパーはSAT-BOX株式会社。どうしてここまでヒットしたのか、その理由に迫ります。
Draw Weapon 3D(ドローウエポン)とは
Draw Weapon 3D(ドローウエポン)は、SAT-BOX株式会社が開発し、Supersonicがパブリッシングしたハイパーカジュアルゲーム。
決められた量のインクで武器を描き、出現した武器で敵と戦います。武器は描き方によって変わり、うまく書けると強力な武器が出現することも。バトルはタップで行います。適切なタイミングでタップすることで、敵をうまく倒すゲームです。
アメリカのアプリランキングで1位を獲得
そんなDraw Weapon 3Dですが、2021年11月にアメリカのGoogle Play総合ランキング及びゲームランキングで1位、iOSランキングで2位を獲得しました。
Supersonicの日本窓口としてSource codeもコンサルティングに参画しています。
Draw Weapon 3Dのヒットの理由
Draw Weapon 3Dがなぜ1位をとることができたのか。Draw Weapon 3Dのおもしろさに迫ります。
自分で武器を描ける面白さ
Draw Weapon 3Dは敵と戦うための武器を自分で描き出します。描いた武器が実際に現れ、その武器でNPCと戦う仕組みです。
見本のとおりに描いたつもりでも、描き方がうまくいかなければ思い通りの武器が出ないことも。限られたインク量で様々な武器を描き出して戦うといった面白さは、他のアプリにはなかったものでしょう。
武器の豊富さ
描ける武器はなんと200種類以上。ゲームを長くプレイしていても新しい武器に出会えるので、飽きずに新たな楽しさを見出すことができます。
最初は武器の数が60と少なかったですが、増やすにつれ、リテンションやプレイタイムなどの改善が見込めました。 武器が少ないとユーザーが早く飽きてしまい、リテンションなどに影響が出ることも。ユーザーが長くプレイしてくれる仕組みを積極的に取り入れる事で改善していきました。
育てていく面白さ
インクの量や戦う際のパワーは、ゲーム内コインを使って増やすことができます。コインを貯めるために時間を費やし、貯めたコインを使って自分のできる範囲を増やしていく。こうしてゲーム内のキャラクターを育てれば育てるほど、そのゲームを手放すのが惜しくなってしまうのです。
Draw Weapon 3Dの成功から学ぶ
アメリカのランキングで1位を獲得するという偉業を成し遂げた「Draw Weapon 3D」。
ハイパーカジュアルゲームを成功させるには、どのような要素が必要なのでしょうか。Draw Weapon 3Dの成功から学べることをまとめてみましょう。
ヒット要素の応用
キャンバスに何かを描くというメカニクスのハイパーカジュアルゲームは、今までも存在していました。また、道具を使って敵を倒すというゲームも見覚えがある方はいるでしょう。しかし、その2つをかけ合わせたハイパーカジュアルゲームはこれまでになかったのです。
これまでのヒット作からポイントとなる部分を応用し、他の要素と掛け合わせ、新しいゲームを作り出す。そうした相性がいい要素の組み合わせは、新しいヒット作を生む大きなヒントとなりえます。
ユーザーの離脱を防ぐ工夫
ハイパーカジュアルゲームは直感的でシンプルなゲーム性が求められるもの。そうなると、どうしても「飽き」という感情とは常に戦っていかなければならいのです。
簡単にプレイできるけれど、飽きずに長く遊ぶことができる。そこを追求することがハイパーカジュアルゲームには必要になってきます。
Draw Weapon 3Dでは、描ける武器の数が200種類以上。プレイすればするほど新しい武器に出合うという新鮮さを与えることができるのです。
リワード広告をうまく使ったマネタイズ
Draw Weapon 3Dではリワード広告があらゆるところに設置されています。
まずはレベル終わり。動画を再生することで、手に入れた報酬を何倍にもすることが可能です。そしてインクの量やパワーを増やす際も、リワード広告を再生することでレベルアップすることができます。
他にもスキンの獲得やデイリーボーナスの先取りなど、あらゆるフェーズでリワード広告を活用。これにより、LTVをより引き上げることができるのです。
パブリッシングを利用してヒット作を生み出す
Draw Weapon 3DはデベロッパーであるSAT-BOXと、パブリッシャーであるSupersonicの協力によるヒット作。パブリッシング事業を利用することで、これまでに蓄積されたノウハウや資金力、広告のクリエイティブ作成など、さまざまな面でサポートを受けることが可能です。
アプリを開発している方であれば、どなたでもお問い合わせいただけます。Supersonicの日本窓口として一任されている弊社に、ぜひご相談ください。
投稿者プロフィール
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株式会社ソースコード広報部/ライター
海外のインディーズゲームが好きで、自分でも開発するようになるが、飽きっぽく凝り性なので一人でリリースまで作り上げることができず、ぐだぐだしているところをスカウトされた。
現在は主にディベロッパーへの技術サポートと公式サイトのお役立ち情報の更新を担当している。
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