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ハイパーカジュアルゲームのトップ制作会社は?日本/海外の会社をチェック

ハイパーカジュアルゲームのトップ制作会社は?日本/海外の会社をチェック

ハイパーカジュアルゲームは収益性が高いと有名で競争が激しい業界です。

そんな業界で業績を上げているハイパーカジュアルゲーム制作会社は、やはりダウンロード数や月間アクティブユーザー数が桁違い。

今回はそんなハイパーカジュアルゲームのトップ制作会社をご紹介します。海外の会社がほとんどですが日本の会社も取り上げているので、ぜひ最後までご覧くださいね。

1. Voodoo

ハイパーカジュアルゲーム業界のトップ会社は「Voodoo」。パリを拠点とするフランスのゲーム制作会社です。

Voodooのハイパーカジュアルゲームは合計50億ダウンロード突破していて、月間アクティブユーザーはなんと3億人!

代表的なハイパーカジュアルゲームは「Helix Jump(ヘリックスジャンプ)」「Fire Balls 3D」「Roller Splat!」など。100個以上のハイパーカジュアルゲームをリリースしているので、Voodooのゲームをプレイしたことがある人も多いはずです。

2. Lion Studios

Lion Studios」は「AppLovin」というアメリカの制作会社が運営するハイパーカジュアルゲーム制作会社で、Voodooに次いでダウンロード数やヒット作が多いです。

2018年3月の設立からすでに16タイトルがアメリカのApp Storeで1位を獲得しています。中でも有名なハイパーカジュアルゲームは「Mr. Bullet」「Happy Glass」「Slap Kings」でしょう。

3. SayGames

SayGames」は2019年、2020年と2年連続でモバイルダウンロードのトップ5社にランクインしているハイパーカジュアルゲームの制作会社です。

2020年には10億ダウンロードを記録し、合計ダウンロード数は20億を突破しています。2020年には「Draw One Part」や「Blend It 3D」などのハイパーカジュアルゲームがヒットしたことでダウンロード数がグッと伸びたのでしょう。

SayGamesがリリースするハイパーカジュアルゲームはヒット率が高く、2020年にリリースした20タイトルのうち15タイトルがアメリカのGoogle PlayやApp Storeでトップ10入りを果たしました。

同年2月には「SayHero」というデベロッパー育成プログラムを開始し、パブリッシング事業にも力を入れている会社です。

4. Crazy Labs

Crazy Labs」は2010年に設立されているハイパーカジュアルゲーム制作会社で、比較的老舗といえます。

Crazy Labsがリリースするハイパーカジュアルゲームは、SNSで話題になったテーマをモチーフしていることが多いです。例えば砂のような塊を切って楽しむ「ASMR Slicing」や石鹸を切る「Soap Cutting」は、SNSで話題になったスッキリ系のハイパーカジュアルゲーム。

他にもネイルを楽しむ「Acrylic Nails!」や美容院のオーナーになってプレイする「Hair Dye!」など、女性向けのハイパーカジュアルゲームも多い印象です。会社としての得意分野があるスタジオでしょう。

5. Good Job Games

Good Job Games」はトルコのイスタンブールを拠点としているハイパーカジュアルゲーム制作会社です。

代表作の「Fun Race 3D」は3.5億ダウンロードを突破しています。VoodooやLionStudiosなどの大きな制作会社と比べるとまだ規模が小さい印象ですが、2017年に設立して以来、成長が注目されている会社です。

6. Amanotes

Amanotes」はベトナムのハイパーカジュアルゲーム制作会社です。月間アクティブユーザーは1.2億人と、東南アジアトップ。

音楽系のハイパーカジュアルゲームを中心に展開しています。「Magic Tiles 3」や「Dancing Road」「Tiles Hop」は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

音楽系に特化しているからこそ、他の大きな制作会社とは違う輝きを放っている印象です。

7. Rollic Games

Rollic Games」は「Good Job Games」と同じくトルコのハイパーカジュアルゲーム制作会社です。パズル系ゲームの「Tangle Master 3D」が人気で、高いヒールを履いてコースを走る「High Heels!」などのちょっとした変わり種も。

2020年にアメリカ・サンフランシスコの「Zynga(ジンガ)」に買収されたため、現在はZyngaの子会社として運営されています。2021年には合計10億ダウンロードを突破し、どんどん成長を遂げている会社です。

8. Playgendary

Playgendary」は2016年に設立されたハイパーカジュアルゲーム制作会社です。2016年、ベラルーシの小さなスタートアップ会社が「Bowmasters」というシューティングゲームをリリースしたところから始まり、今やその「Bowmasters」は1億ダウンロードを突破するヒット作品に。

他には「Perfect Cream」や「Tank Stars」などのハイパーカジュアルゲームが人気です。

9. Supersonic Studios

Supersonic Studios」は「Join Clash」や「Sort it 3D」「Stacky Dash」など数あるヒット作品をリリースしているハイパーカジュアルゲーム制作会社です。

全体のインストール数は11億を突破。拠点はイスラエルのテルアビブです。個人のデベロッパーがゲームを売り込めるよう「Supersonic Superstars」などのハイパーカジュアルゲームコンテストを行っています。

弊社は日本窓口としてSupersonic Studiosと提携しています。

10. 芸者東京

芸者東京」は日本のハイパーカジュアルゲーム制作会社で、ヒット作品を数多くリリースしています。中でも「Snowball.io」は米国AppStoreで1位を獲得した大ヒットハイパーカジュアルゲームです。

ソーシャルゲームで業績を伸ばした会社ですが、現在は将来性と収益性の高いハイパーカジュアルゲームを主力事業として展開しています。

11. カヤック

カヤック」は神奈川県に本社を置く日本の会社です。ハイパーカジュアルゲームは「Park Master」「Paint Dropper」「Noodle Master」などを配信しています。

特にヒットした「Park Master」は2020年3月に米国AppStoreで1位を獲得。カヤックは芸者東京と違い、ハイパーカジュアルゲームに特化した会社ではなく事業の一つとしてハイパーカジュアルゲームを制作・配信しています。

会社の力を借りてハイパーカジュアルゲームを開発しよう

他のゲームと比べて複雑なプログラミングスキルが必要なく、開発が簡単なハイパーカジュアルゲーム。どんなデベロッパーでもハイパーカジュアルゲームをリリースすることができますが、やはり収益化にはヒットさせることが大切。

ハイパーカジュアルゲームを開発する際には、会社の力を借りるのがおすすめです。今回ご紹介した会社も「デベロッパー育成プログラム」や「パブリッシング事業」「ゲーム開発コンテスト」などを行っていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

投稿者プロフィール

広報部ゆあ
広報部ゆあ
株式会社ソースコード広報部/ライター
海外のインディーズゲームが好きで、自分でも開発するようになるが、飽きっぽく凝り性なので一人でリリースまで作り上げることができず、ぐだぐだしているところをスカウトされた。
現在は主にディベロッパーへの技術サポートと公式サイトのお役立ち情報の更新を担当している。